グローバル人材を目指してキリロムへ・・。

中途半端な海外かぶれLuigeは、使えるグローバル人材になれるのか・・・

10月に入学してみて見えてきた現状

キリロムに入学してからをざっくり振り返る

10月入学当初

  • [入学式] まず驚いたのが、10月入学とはいえ日本人が僕以外にいなかったことです。 日本人の名前がもうひとりいたので、同士かと思っていたのですが、 結局入学を辞退した模様でした。

ただ、僕の場合ドイツへの留学経験や頻繁に海外旅行に行くこともあって、 カンボジア人と親睦を深めるのは容易いことでした。 むしろ、1期生、2期生の日本人学生とは疎遠でした。

  • [授業] 授業スタイルは高校生の教室ようなレイアウトではあるものの、 学生と教師のコミュニケーションがあり良いと思いました。

インターンシップの時間はパイプルームプロジェクトという、 ホテルの建設作業でした。 学費を払っている僕としてはこれは不本意でしたが、 2週間程度で終わるとのことだったので、 サクッと終わらせてしまおうという気持ちに切り替えていました。

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パイプルーム

  • [食堂] 好き嫌いがないので、基本何でも食べられました。 肉がパサパサで美味しくはなかったですが、 何も考えずとも飯が出てくるという楽さを買ったと思い、 それなりに満足していました。

12月−1月ごろ

  • [授業] 初期の頃は許せていたのですが、終わりの見えないパイプルーム、頻繁に起きる停電、 授業に来ない講師、おかしな課題など徐々に不満が溜まってきました。 1つずつ噛み砕いていきます。

++ [パイプルーム] 2週間で終わると聞いていたものが、2軒目の建設を要求してきました。 チームビルディングと称した搾取なのでは? さらに、作業用具の不足で現場についても作業ができないという状態が続いていました。 ペンキがない、セメントがない、ブラシが人数分無いなどです。 運営は、「日本人投資家が来るので早く終わらせろ」と、 冬休み中にも発破をかける有様でした。

++ [停電] キリロムの授業は基本プロジェクターありきです。 そこで停電が起きると白板に切り替えて行うのですが、 手元になんの資料も無いのでキャッチアップが大変です。 教科書やプリントが一切無いということです。

WiFiだけは非常電源で動きますが1時間程度で使えなくなります。 通常時でもつながりが悪く(最大 0.5Mbs程度)、インターネットで調べ物をしながら 勉強する必要があるプログラミングの授業は困難を極めました。

++ [授業に来ない講師] 授業にこない、大幅に遅れてくるなどが常習化し始めます。

IT LITERACYという授業例を上げると、 ScratchやAppInventorという無料のプログラミングツールで ゲームやアプリを各々作れという課題を丸投げして授業をしないなどです。

OSやミドルウェアコマンドライン、Git、ライセンス周りなど、 言葉通りリテラシーレベルを教えてほしいところです。 ※現にカンボジア人学生が「コマンド操作が嫌だ」、「Windowsしか使いたくない」、 「Adobeは無料で使える!(海賊版)」などエンジニアにあるまじき発言をします。

++ [おかしな課題] 特に英語系の授業に多いです。 例えば、グループでのビデオ作成などがあるのですが、一見英語を話す練習になる用に思えます。 しかし、英語力を伸ばす手段としては非効率です。 ストーリ作成や編集作業に時間が割かれてしまいます。 ひたすら英語のドラマなどで重要な表現をピックアップして 反復するなどの課題でいいかなと思います。

他にも、漫画作成などもありました。 特定の英文法を用いて作成するという内容ですが、 それであればエッセイをひたすら書きまくるなど、 シンプルかつ数をこなす課題のほうがいいように思います。

2月−現在

  • [衛生問題] 日本人学生のブログを発見し、絶句しました。 note.com

飯に対し美味しくはないがそこまで不満を感じていなかった私ですが、 この記事の衛生管理を見て以降、食べられなくなりました。 百聞は一見にしかず、私も見に行きましたがひどい有様でした。

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食堂

このあと清掃作業が始まったようですが、 1年以上も常日頃から訴えてきた日本人学生を無視し、 外部告発された途端に動き出す運営にひどく失望しました。

また、経営的にも不透明な動きをしていることを下記ブログで知りました。

jtanichuassetment.com

  • [強制退学事件] 外部告発を快く思わない運営は、2月27日に警察や警備員で取り囲み学生を不当拘束した上、 スマートフォン等個人デバイスを検閲しようと試みました。 結果拒否され、学生7名を強制退学処分にするという暴挙にでました。

経緯を端折っていますので、詳細は下記をご覧ください。 www.kit-victims.org

  • [事件の詳細のアップデート] 私はこの頃現場にいなかったので巻き込まれませんでしたが、 身の危険を感じる出来事だったので日本に滞在することにしました。 正当な説明や証拠が示されるまで待っていましたが、 根拠の乏しいアップデートのみでした。

www.kirirom.info

  • [カンボジア人への情報公開] 親しいカンボジア人学生に、事件の詳細を知っているか問いましたが、 「日本人学生が悪さをして退学になったと聞いているが、真実がわからない」 との回答でした。 都合の悪い事実をここでも隠しているのかと思うと、 腹立たしく感じてきました。

私は、日本人側の意見を学内掲示板であるSlackへ投稿しました。 ものの数秒で、アカウントが凍結されました。 このスピード感ですべてのアップデート、 改善行動をしてくれたろどれほど思ったことでしょうか。

ちなみに、参考に挙げた被害者の会HPやカンボジア不動産ブログは、 キリロムからは閲覧できません。 運営は、アクセス制限をWiFiに対しかけています。 言論統制とは、Universityの原理原則と真反対を行っていますね。

後日、フェイクニュースを流したとして、警告文書が送りつけられてきました。 私はこれに対し何がフェイクなのか証拠をくださいと問うていますが、 返信はありません。3回もメールを送っているにも関わらず2週間音沙汰なしです。

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mail

連絡手段も凍結されています。 このまま無視を続けてやり過ごしてやろうという腹積もりでしょうか?